
三菱電機(株)稲沢製作所 第15工場 屋上緑化
稲沢ガーデン
工場の増設に伴い、敷地内の緑地面積が不足するため、新建屋の屋上全面に本格的な緑化が計画されました。
5,000m²を超える面積となるため、建物の設計と並行して、植栽配置から維持管理体制までの一貫した緑化計画が進められました。
工場見学に訪れるお客様も、近接する施設から屋上を見下ろすことができるため、植栽デザインにも配慮が必要でした。
基本となったのは、この地域を代表する木曽川、長良川、揖斐川の「木曽三川」川の流れを植栽帯で表しました。
植物は、敷地内で採用実績のある芝生を中心に、地被植物、さらに特産の植種を取り入れました。
四季を通じて、良好な状態を維持するため、施工後の保証は3年間とし、現地の管理スタッフとはアドバイザー契約を結ぶという管理体制を築きました。
施工者の知識と、現場を管理するスタッフとの共同体制を敷くことで、植栽基盤システムから、病害虫、水遣りの管理に至るまで、総合的なメンテナンス体制が整いました。
その成果もあり、2009年6月にはカルガモが営巣し、7羽の雛がかえりました。今までも屋上の緑には数多くのいきものたちが集まってきました。しかし、水場の無い屋上にカルガモが営巣し、新たな命が生まれたという報告はなく、おそらく国内では初めてのことではないでしょうか。これは、隣接する水田と本屋上緑化との間に、新たな関係が築かれたことの証といえます。屋上緑化の意義を高める上で、とても重要なテーマといえるでしょう。今後もこの成果を拡げていきたいと考えています。

| 所在地 | 愛知県稲沢市菱町1 |
|---|---|
| 緑化面積 | 5161.2m² |
| 完成時期 | 平成19年11月15日 |
計38品種
コウライ芝、セダム類、ラベンダーなど地被植物